プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
ふわりと懐かしい腕に抱き締められた……


「ひなちゃん!ひなちゃん、大丈夫!?」


ボヤける意識でその人の顔を確認すると…



「矢吹……くん……」


私の……好きな人の会いたくてたまらなかった顔だった。


ピトリ……と、大きな手が私の
額に当てられる。


「熱い……!」


矢吹くんは驚いて、私から手を離した


私……熱あったんだ。


「ひなちゃん、バカ。なんで無理すんの。俺の背中乗って。家まで送り届けるから。」


「なんで……」


「え?」


なんでそんなに優しいのーーー?
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