プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜

「昨日ね、トイレに行った時わたしと翔くんが合ってないって女の子たちが話してるの聞いちゃったの。それで…また不安になっちゃって、女の子たち、すっごい怖くて……翔くんを避けてしまいました。ごめんなさい。」


「はぁ……」


翔くんの口から溜息。


呆れてるよね。


「なんで黙ってたの？」


呆れてるんじゃなくて……
翔くん、怒ってる。


「だ、だって言うようなことじゃ……」


「そんなことないだろ。俺のこと避けてたのに。」


わたしは言葉に詰まる。


「し、翔くんに……心配かけたくなくて。」


「バカッ。」


コツンっと頭を軽く叩かれる。