プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜

『俺だけ見てろよ、バカ。』

「あれ？」


朝、学校に来て下駄箱を開けたら
ひらひら何かが桜の花びらのように私の足元の前に落ちた。


「ひな子、何それ？」


「わぁぁっ！海里ちゃんっ！」


一緒に登校した海里ちゃんが
手紙を拾う。


「ひな子、また告白なんじゃない？」


「そんなわけないよ。」


うん。


最近、ほんとに好きって言われる
回数が増えた。


冗談なんかじゃないって彼らの
真っ直ぐな瞳を見て思う。