プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
どうやって家に帰ってきたかはわからない



ただ、すっごく頭が痛くて……



「……んっ………」



気がついたら私は自分の部屋で寝ていた


「あ、ひな子気がついた?」


「お母さん……」


心配そうな目を私に向けるお母さん。


いつからそこにいたのだろう。



「あなた、家の前で倒れてたのよ?すごい熱出して。」


私、倒れたんだ……


確かに昨日はすっごい頭が痛かったし


お母さんの手が額に触れる。


氷みたい……


まだ熱があることを物語る。



「熱い……!今日は休みなさい。病院に連れて行くから。」


「うんっ……」


ぽろっと涙が溢れる。


この涙は熱のせい?
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