プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
「ひな子?頭痛い?」


「ふぇっ、違うっ……」


「強がらなくていいわ。熱高いもんね。辛いわよね。」



違う。


違うんだよ、お母さん……


頭もすっごく痛いけど
何よりーーー


翔くんに嫌われた。


涙の原因は全て翔くん。


お母さんが部屋を出て行ったら
ズキズキ痛む頭を押さえながら、スマホを開いてメッセージを作成した


送り主は翔くんーーー


「ごめん、翔くんーーー」


別れ話をされるのも時間の問題だ。


だからーーー。


あまりの頭痛に私は眠ってしまった。


涙を流しながら
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