プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
「翔くんのこと、好きっ……だもん」


また自然と涙が溢れる


「ひな子……」


海里ちゃんはわたしが泣き止むまで
傍にいてくれた。


ありがと、海里ちゃん……


だけどわたし決めたことがあるよ。


翔くん……




『ひなちゃん。どうしたの?』



耳元に響く翔くんの心地いい声。



その夜、わたしは翔くんに勇気を出して電話をかけた。


ある決断をするために……


「翔くんっ!」


『ん?なーに?ひなちゃん。』


いつもと変わらない優しい翔くんの声に泣きそうになる。



「翔くん、わたし達距離取らない?」


『は?』
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