プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
「っ⁉︎」


いきなりの名前呼びーーー。


ほんとに翔くんはずるい。


「ははっ。めっちゃビックリしてるし」


「そりゃビックリするよ!いつも私のこと、ひなちゃんって呼んでるのに!」


翔くんにはいつも、ドキドキさせられっぱなしだ。



「もうひなちゃんって呼ぶのはやめる。」


ーーーえっ?


「どうして?」


「だってひな子は俺の彼女だし?名前で呼びたいんだよ。」


これから『ひなちゃん』が『ひな子』になるの?


時々、『ひな子』って呼ばれて
かなり顔が赤くなってた。


それがもうずっとになるんだ……。


「ってか、名前呼んだら赤くなるの治さないと死んじゃうんじゃない?」


翔くんはからかうように言った。


「もーっ!翔くんのいじわるっ。ドキドキさせないでよ!」


ああ、もう!
顔が赤い。
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