プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
近くで優しい声がした。


「矢吹くん……わたし……」


そこにはパイプ椅子に座り、心配そうに私を見つめる矢吹くんの姿が。



「ひなちゃん、熱中症で倒れたんだよ。ちゃんと水分取った?」



あ……そういえば……



「朝からなんにも飲んでないかも。」


「はぁ⁉︎何やってんの⁉︎ひなちゃん!」


ーーーがたんっ!


「矢吹くん⁉︎」


パイプ椅子を響かせると保健室を出て行ってしまった矢吹くん。


一体どこへ?
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