プレイボーイ男子の溺愛方法〜早く俺を好きになってよ〜
矢吹くんは、両肩で息をしながらわたしの元へと走ってきた。



息がかなり乱れている。
部活をやったばかりだと言うのに
額には汗が……。



「バカ、帰るわけねーだろ。飲み物買ってきたんだよ。」



乱れた呼吸で話す矢吹くん。
その手にはスポーツドリンクが握られていた。



えっ。
もしかして、わたしのために?




「ひゃあっ!」



頬に冷たい感触が当てられ、体まで冷たくなる。



矢吹くんがわたしの頬にスポーツドリンクを当てつけている。
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