やっぱりあなただけ


雄介との思い出は、どれも昨日のことのように覚えている。もう3か月も会っていないのに。


どんなことがあっても、雄介とは絶対に別れることはないと信じて疑わなかった。


しかし、医者に告げられたのは残酷な事実。


「今ならまだうつ病も初期段階だ。これ以上進行させないためにも今あるストレスを1つずつ取り除かなければならない。今の状態でまず取り除けるのは………恋愛だ。」


うつ病だと言われた時と同じくらい………いやそれとは比べものにならない位ショックだった。


しかし、1週間悩んで苦しんで、私は雄介と別れることを決めた。私の心は、もうボロボロだった。


< 5 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop