やっぱりあなただけ


ずっと思うことは、好き、大好き、愛してる。


その繰り返し。


楽しい思い出をもっと思い出したかったけれど、思い浮かぶのは全部雄介の横顔だった。


どんな時もいつも雄介の隣だった。少し身長差があった私たちは、話すときいつも私が見上げなくてはいけなくて、最初は首が痛くなった。


でも今は、そんな痛みさえもうらやましく思った。


だって私は、……………もう雄介の隣にいられない。


散々考えて考え続けて出た答えはただ一つ。


どれだけかかるかわからないけど、うつ病を治したらその時は一番最初に雄介に会いに行こう。


手をつなぐとか、キスをするとかそんなこともうどうだっていい。雄介にただそばにいて欲しい。


早く………………




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