ブーケ・リハーサル
「Psyche(プシュケ)の新作発表パーティーへ、ようこそ」
プシュケの社長がゲストに挨拶をしている。私は副社長が選んでくれたドレスを着ている。
あの時のように副社長は似合ってるね、とは言ってくれなかった。
「ユリ!」
振り向くと、奥様が立っていた。
「お久しぶりです。本日はお招きくださり誠にありがとうございます」
「ユリ、今日の服とても似合っているは。あなたプシュケのモデルにならない? これだけうちのドレスを着こなしているんだから」
「いえ、そんなこと」
「それにしても、少し見ない間にきれいになったわね。恋でもしているのかしら?」
「してませんよ。きっとプシュケのドレスのおかげです」
奥様と一緒に会場を歩き、プシュケの社長のところに戻った。そこには副社長も一緒にいた。
「高山さん、とても美しいよ。うちのドレスをこんなに美しく着てくれてありがとう」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
「そのドレスは私の姉が手掛けたものなんだ。今日は仕事の都合でパーティーには来てなくてね。これが姉だよ」
社長は私にスマホの画面を向けた。
「ちょっと失礼します」
プシュケの社長がゲストに挨拶をしている。私は副社長が選んでくれたドレスを着ている。
あの時のように副社長は似合ってるね、とは言ってくれなかった。
「ユリ!」
振り向くと、奥様が立っていた。
「お久しぶりです。本日はお招きくださり誠にありがとうございます」
「ユリ、今日の服とても似合っているは。あなたプシュケのモデルにならない? これだけうちのドレスを着こなしているんだから」
「いえ、そんなこと」
「それにしても、少し見ない間にきれいになったわね。恋でもしているのかしら?」
「してませんよ。きっとプシュケのドレスのおかげです」
奥様と一緒に会場を歩き、プシュケの社長のところに戻った。そこには副社長も一緒にいた。
「高山さん、とても美しいよ。うちのドレスをこんなに美しく着てくれてありがとう」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
「そのドレスは私の姉が手掛けたものなんだ。今日は仕事の都合でパーティーには来てなくてね。これが姉だよ」
社長は私にスマホの画面を向けた。
「ちょっと失礼します」