ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
ラッキーに段取りを狂わされしまった。
私は慌てて帰り支度をして、玄関先に行くと丁度相良さんが帰って来た。

「あ…間宮さん!?」

「お帰りなさい…相良さん」

「只今」
彼は反射的に返す。

「康秋の様子は?」

「熱は下がりました…大丈夫だと思います…わ、私はこれで失礼します・・・」
事務的な口調で返す。

「えっ!?ま、間宮さん!?」



私は相良さんから借りたカードキーを返して、慌てて部屋を出た。


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