ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「お前…どうして裸なんだ?」

「えっ?あ…下はちゃんと穿いてるぞ…」

「さてはお前…間宮さんとヤッたな…」

「間宮?そんなワケ…」

「俺の事務所に来た間宮さんに部屋のカードキー渡して
俺、バイトで夜居ないから…俺の代わりにお前の看病してやってと頼んだんだ…」


「何で!?そんな勝手なコトするんだよ!!」

「だってお前…間宮さんに頼まれて、蓬莱の豚まん買って来たんだろ?」

「・・・俺が夢の中で抱き締めてた香波は・・・間宮?」

俺は顔を覆い、肩をガクリと落とした。

「俺はもうおしまいだ・・・きっと香波の名前を何度も言いながら…間宮を…」

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