ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「あらら…それはヤバいな。康秋。他の女の名前を呼びながら…セックスするなんて…相手の女性に対して失礼極まりないな。
しかし、あれだけの高熱に魘されながらも…出来るんだな。あれだ…自分の命が危機に晒された時、自分の子孫を残す為の本能が働いたんだな…」
「虎兄…面白がってるだろ?」
俺は虎兄に恨めしそうに睨み据える。
「大体、虎兄が間宮を勝手に部屋に入れなきゃ…こんなコトはおきなかったんだ」
「自分の非を棚に上げて、俺を責めるのか?俺は善意で間宮さんを寄越してやったのに…」
「もういい…出て行けっ!!」
「分かった。出て行くよ。ちゃんと服は着ろよ…康秋」
「うるさい!!」
俺は久しぶりにキレて、虎兄に向かって枕を投げつけた。
「触らぬ神に祟りなしだな」
虎兄は軽々と枕をキャッチして、俺に投げ返し、部屋を出た。
俺は壮大な溜息を吐き、間宮と寝たシーツの上に再び転がり、失意のどん底に落ちた。
しかし、あれだけの高熱に魘されながらも…出来るんだな。あれだ…自分の命が危機に晒された時、自分の子孫を残す為の本能が働いたんだな…」
「虎兄…面白がってるだろ?」
俺は虎兄に恨めしそうに睨み据える。
「大体、虎兄が間宮を勝手に部屋に入れなきゃ…こんなコトはおきなかったんだ」
「自分の非を棚に上げて、俺を責めるのか?俺は善意で間宮さんを寄越してやったのに…」
「もういい…出て行けっ!!」
「分かった。出て行くよ。ちゃんと服は着ろよ…康秋」
「うるさい!!」
俺は久しぶりにキレて、虎兄に向かって枕を投げつけた。
「触らぬ神に祟りなしだな」
虎兄は軽々と枕をキャッチして、俺に投げ返し、部屋を出た。
俺は壮大な溜息を吐き、間宮と寝たシーツの上に再び転がり、失意のどん底に落ちた。