ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
仕事が溜まって、休んでる場合じゃないのに。
俺はカラダを起こし、ベットから出て、布団の上に脱いで無造作においていたTシャツを着る。

時刻は午前八時。

俺はスマホで敦司さんの秘書である柊倭人(ヒイラギヤマト)さんの電話を掛けた。

「柊さん?康秋です…昨日、病院に行くつもりでしたが…行き損ねてしまいまして…今日、病院に行きます」

ーーーー仕事のコトは気にしないでいいよ。こっちで何とか頑張るから…


「申し訳ありません…インフルでなければ…明日出社します」

――――そう?分かった。お大事に・・・

「失礼します…」

俺は多忙の仕事の中、休むコトに罪の意識を感じ、何度も柊さんに謝り、電話を切った。

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