ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
インフルでなければいいと祈りながらも、朝一番で東亜医科大付属病院の外来診察に向かった。
俺の祈りは虚しくインフルエンザA型と診断され、五日間会社を休む羽目になった。
吸引するタイプの処方薬を毎日服用し、部屋で出来る仕事はこなした。
「飯、出来たぞ、康秋」
虎兄が書斎で仕事をする俺を呼びに来た。
「サンキュー」
デスクのノートパソコンをスリープさせ、リクライニングチェアから腰を上げた。
LDKに行くとダイニングテーブルには虎兄が近所のスーパーで買って来た幕ノ内弁当は二つ並んでいた。
「今日、間宮さんに電話したら、彼女もインフルでダウンして、会社欠勤してるらしいぞ…」
「・・・俺のインフルが伝染ったんだな」
「だろうな…ついでに妊娠もしてたりして…」
「えっ!?」
「冗談だ・・・」
「冗談になってないぞ!!」
俺の祈りは虚しくインフルエンザA型と診断され、五日間会社を休む羽目になった。
吸引するタイプの処方薬を毎日服用し、部屋で出来る仕事はこなした。
「飯、出来たぞ、康秋」
虎兄が書斎で仕事をする俺を呼びに来た。
「サンキュー」
デスクのノートパソコンをスリープさせ、リクライニングチェアから腰を上げた。
LDKに行くとダイニングテーブルには虎兄が近所のスーパーで買って来た幕ノ内弁当は二つ並んでいた。
「今日、間宮さんに電話したら、彼女もインフルでダウンして、会社欠勤してるらしいぞ…」
「・・・俺のインフルが伝染ったんだな」
「だろうな…ついでに妊娠もしてたりして…」
「えっ!?」
「冗談だ・・・」
「冗談になってないぞ!!」