ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
私達はデスクの前にある応接ソファに腰を下ろした。

彼はコンビニ弁当、私はお手製のお弁当をローテーブルに置いた。

「卵焼き美味そうだな…」

「甘い味ですけど…食べますか?」

「いいのか?間宮」

「はい」

私は彼に卵焼きをあげた。

「美味い…」

彼は美味そうに卵焼きを食べ、柔らかな笑みを浮かべた。

「話って何ですか?」

「・・・食事が終わった後で話す…」

「そうですか…」


彼は卵焼き以外のウィンナーやきんぴらごぼう、昨日の夕食の残り物の鶏のから揚げまで欲しがった。

結局、私の方が彼のトンテキ弁当を食べるコトになった。

「間宮って…料理上手いんだな…全部美味かった…」

「いえ・・・」
彼に食べて貰うなら、昨日の夕食の残り物は入れなかったのに。

お弁当を食べ終え、お茶を飲みながらひと息をつく。
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