ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
久しぶりに三人揃って、虎兄の焼きそばを肴にビールで乾杯した。
「やっぱり…俺は間宮とヤッたようだ…彼女は初めてだったらしくて…そんな彼女に俺は何回もヤッたらしい…」
「お前クズ決定だな…康秋」
「うるさい。元はと言えば…虎兄のせいだろ?」
俺は缶ビールを一気に飲み干し、酔いに任せて虎兄を責めた。
「でも・・・お前…週末見合いするんだろ?康秋」
「…まぁね…相手は大病院の院長令嬢だ…」
「お前…結婚するのか?」
悠兄の問いかけに俺は一瞬、口を噤んだ。
「伊集院家で生きていくには忖度も必要だから…断れないかもしれない」
「間宮さんのコトは諦めるのか?康秋」
「・・・」
璃愛のコトを想うと切なくなるけど、香波を幸せに出来なかった俺が、果たして彼女を幸せに出来るのか自信がなかった。
「やっぱり…俺は間宮とヤッたようだ…彼女は初めてだったらしくて…そんな彼女に俺は何回もヤッたらしい…」
「お前クズ決定だな…康秋」
「うるさい。元はと言えば…虎兄のせいだろ?」
俺は缶ビールを一気に飲み干し、酔いに任せて虎兄を責めた。
「でも・・・お前…週末見合いするんだろ?康秋」
「…まぁね…相手は大病院の院長令嬢だ…」
「お前…結婚するのか?」
悠兄の問いかけに俺は一瞬、口を噤んだ。
「伊集院家で生きていくには忖度も必要だから…断れないかもしれない」
「間宮さんのコトは諦めるのか?康秋」
「・・・」
璃愛のコトを想うと切なくなるけど、香波を幸せに出来なかった俺が、果たして彼女を幸せに出来るのか自信がなかった。