ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「俺を康秋さんと呼んで」

「わ、わかりました…」
責任を感じてる私は素直に頷いてしまった。

「俺は璃愛と呼ぶからいいね…」

この間も呼んでいたけど、これからしばらくはずっと名前を呼び捨てられるのね。


「璃愛」

彼は甘い声で私の名前を呼んだ。

偽カノなのに、胸がときめく。

「後は一緒に住もうか?」

「ど、どうして!?」

「どうしてって…結婚前提の同棲ぐらいしないと…俺も言い訳が出来ない」

「康秋さん…あの…」

話が段々違う方向に向いているような。

そう感じてるのは…私だけ?

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