ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「君たちはどのコースをオーダーした?」
「私は七千円のコースです」
「私は五千円のコースです」
「では、私は五千円、康秋は七千円のコースしようか?」
「いえ、敦司さん、俺が間宮さんと同じ五千円のコースを食べます…」
「そうか…じゃそうしようか…」
元総理がウェイターを呼び、オーダーした。
「君はシステム管理部だけど…一年半前、俺のセクターでマネジメントした時は居なかったような気がするけど」
プリンス様のテノールの声が優美な音を私の鼓膜に響かせた。
「・・・私、その時は総務部に居ましたから…半年前にシステム管理部に異動したんです」
緊張しながらも、私は彼に返した。
「そっか…どうりでいなかったワケだ…」
プリンス様はグラスの水を飲み、吐息をつく。
「私は七千円のコースです」
「私は五千円のコースです」
「では、私は五千円、康秋は七千円のコースしようか?」
「いえ、敦司さん、俺が間宮さんと同じ五千円のコースを食べます…」
「そうか…じゃそうしようか…」
元総理がウェイターを呼び、オーダーした。
「君はシステム管理部だけど…一年半前、俺のセクターでマネジメントした時は居なかったような気がするけど」
プリンス様のテノールの声が優美な音を私の鼓膜に響かせた。
「・・・私、その時は総務部に居ましたから…半年前にシステム管理部に異動したんです」
緊張しながらも、私は彼に返した。
「そっか…どうりでいなかったワケだ…」
プリンス様はグラスの水を飲み、吐息をつく。