ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
私は有次さんに席へと案内される。
「名前は?」

「間宮璃愛です」

「璃愛さんか…とりあえず眼鏡此処に入れて」

有次さんは私に眼鏡入れを差し出す。
私は外した眼鏡をその中に入れた。


彼は眼鏡入れを鏡の前に置く。

「康兄の言う通りでいいの?」
彼はソファに腰を下ろし、雑誌を読む康秋さんに話し掛けた。

「俺の言った通りやってくれ」

「分かった…康兄はうるさいから…ゴメンね。璃愛さん」

――――私の変身が始まった…


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