ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
今までとは、大きく状況が変わってしまった。
翌朝、私は康秋さんに言われた通りコンタクトを装着し、彼の選んだ服に身を包んで出社した。

「何!!?誰かと思ったわよ!!間宮さん」
更衣室で会った野原先輩や他の女性社員たちも私の変身に驚きの表情を見せた。
「これにはワケが・・・」

「今夜はプリンス様とデートね…」

「まぁ・・・」

「意外と貴方…根性座ってるわね。本気で、プリンス様を堕としにいくつもりね」

「そんなつもりは毛頭ないんですけど…」

私は彼の偽カノを演じる為に彼の好む服装に身を包み、見た目を変えただけ。

私は私服を脱ぎ、制服に着替えた。
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