ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
《13》破談の波紋
康秋side-
出社するや否や、敦司さんが俺を社長室に呼び出した。
昨日の見合いの件だろう。
開口一番、敦司さんは俺を責める。
「康秋お前は何を考えているんだ?昨日の見合い、間宮さんを呼び出して、その場で断ったそうじゃないか…先方はカンカンだ。副頭取も面目丸つぶれだと嘆いていた。純也も副頭取に責められ、大変だ」
「申し訳ありません。敦司さんに迷惑を掛けるつもりはなかったんですが…」
「断るにしても、見合いの席で断るのはルール違反だ。全く。最近のお前は少し変だぞ」
「すいません…」
俺は謝るしか出来ない。
「午前中に仕事の段取りを付けろ。午後からは私と共に『帝和銀行』に足を運び謝罪だ」
「謝罪なら、俺一人で…」
「そうはいかない。お前と間宮さんを引き合わせたのはこの私だ。私にも責任がある」
あのランチが俺と璃愛を引き合わせたのは確かだけど。
昨日の見合いの件だろう。
開口一番、敦司さんは俺を責める。
「康秋お前は何を考えているんだ?昨日の見合い、間宮さんを呼び出して、その場で断ったそうじゃないか…先方はカンカンだ。副頭取も面目丸つぶれだと嘆いていた。純也も副頭取に責められ、大変だ」
「申し訳ありません。敦司さんに迷惑を掛けるつもりはなかったんですが…」
「断るにしても、見合いの席で断るのはルール違反だ。全く。最近のお前は少し変だぞ」
「すいません…」
俺は謝るしか出来ない。
「午前中に仕事の段取りを付けろ。午後からは私と共に『帝和銀行』に足を運び謝罪だ」
「謝罪なら、俺一人で…」
「そうはいかない。お前と間宮さんを引き合わせたのはこの私だ。私にも責任がある」
あのランチが俺と璃愛を引き合わせたのは確かだけど。