ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「お前と間宮さんは交際を始めたばかりだが…先方の見合いを断るにしても、ちゃんとした理由が必要だ」

俺の範疇通り、璃愛を恋人ではなく婚約者にする必要があるようだ。


「結婚は考えています…」

彼女はあの夜のコトは忘れてくれと言うが…俺は…

「でも、彼女が伊集院家という名に戸惑い感じていて」

「普通の家ならそう思うのは当然だ。
お前にその気があるなら、私は彼女を説得してもいいと思っている」

「敦司さん!?」

「まぁ、そんな嬉しい顔をするな…まずは謝罪だ…」

「そうですね…仕事の段取りをつけて来ます…」

「頼む」


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