ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
私は彼のお連れさんとして、ビルディングの最上階のラウンジバーに入った。
「いらっしゃい」
「相良さん!?」
「俺、此処で週三回、バーテンのアルバイトしてるんだ。康秋から訊いてなかった?」
「訊いてません」
暖色系の色に包まれた店内。長いカウンターには相良さんを入れて四人のバーテンが接客していた。
私達は相良さんの前に椅子に腰を下ろす。
白いシャツの第一ボタンを外し、ゴールドの太いネックレスが首許で光り輝く。他のバーテンはキチンとした身なり、少しルーズでワイルドな雰囲気の相良さんは目立った。
「偽カノじゃなく、本気で付き合えよ、お前ら」
「虎兄、俺と璃愛の仲は干渉しないでくれ。それでなくても、見合いの件、敦司さんと共に副頭取に謝罪しに行って、大変だったんだぞ」
「いらっしゃい」
「相良さん!?」
「俺、此処で週三回、バーテンのアルバイトしてるんだ。康秋から訊いてなかった?」
「訊いてません」
暖色系の色に包まれた店内。長いカウンターには相良さんを入れて四人のバーテンが接客していた。
私達は相良さんの前に椅子に腰を下ろす。
白いシャツの第一ボタンを外し、ゴールドの太いネックレスが首許で光り輝く。他のバーテンはキチンとした身なり、少しルーズでワイルドな雰囲気の相良さんは目立った。
「偽カノじゃなく、本気で付き合えよ、お前ら」
「虎兄、俺と璃愛の仲は干渉しないでくれ。それでなくても、見合いの件、敦司さんと共に副頭取に謝罪しに行って、大変だったんだぞ」