ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
《16》真実
康秋side-
俺は出社するなり、柊さんが俺を呼びに来た。
「社長がお呼びだ。俺と一緒に付いて来てくれ」
「はい」
俺は社長室に向かう廊下で柊さんと会話を交わす。内容は産業スパイの田代のコト。
「田代が朝方、退職させてくれと俺の携帯に電話を掛けて来た・・・」
俺が田代に身バレしているとコトを彼に伝えてしまったからだ・・・
「康秋君が田代に全てを伝えたようだな…」
「申し訳ありません」
「・・・もう少し様子を見て、彼の目的を探りたかった所だけど…間宮璃愛さんの元カレだから…嫌になったのか?」
「・・・柊さんは知っていたんですね…」
「そんなの少し調べたら分かる…」
敦司さんの片腕の柊さん。
敦司さんの総理時代から秘書官を務め、今は社長秘書。
達生(タツキ)さんは彼には気を付けろと言う。
俺には頼りになる兄貴分だった。
「社長がお呼びだ。俺と一緒に付いて来てくれ」
「はい」
俺は社長室に向かう廊下で柊さんと会話を交わす。内容は産業スパイの田代のコト。
「田代が朝方、退職させてくれと俺の携帯に電話を掛けて来た・・・」
俺が田代に身バレしているとコトを彼に伝えてしまったからだ・・・
「康秋君が田代に全てを伝えたようだな…」
「申し訳ありません」
「・・・もう少し様子を見て、彼の目的を探りたかった所だけど…間宮璃愛さんの元カレだから…嫌になったのか?」
「・・・柊さんは知っていたんですね…」
「そんなの少し調べたら分かる…」
敦司さんの片腕の柊さん。
敦司さんの総理時代から秘書官を務め、今は社長秘書。
達生(タツキ)さんは彼には気を付けろと言う。
俺には頼りになる兄貴分だった。