ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「いいだろ?璃愛」
康秋さんは私にも同意を求めて来る。

「はい…」

「でも・・・見合いを壊すような気の強い女の子には見えないね…」

「影で彼女を操ってるヤツが居るんです」

「康秋さん!?」

「璃愛君が何と言おうと俺達は結婚する…責任はキチンと取って貰うぞ」

私を田代さんから救う為に駆け付けた彼。

誤解だけど、心配して病院に来てくれた彼。

―――彼は私を本気で愛してる。

「私だって…本当は貴方のコトがスキです。康秋さん」

「えっ?璃愛・・・??」

「私は香波さんの代わりでも構いません…そばに居させてください…」

「俺は君を…香波の代わりになんかにしてない…まぁ、きっかけはそうだったかもしれないけど…」


「あの…お二人さん・・・俺と敦司兄さんが居るコト…忘れてない?」

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