ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
俺は彼女の手を握ろうと手に触れたら、顔を見て頬を紅く染めた。

「何だよ!?」

「だって…」

「そんな反応されたら…俺まで…テレるぞ」

初めてのHから会うのは三日振り。
早く彼女に会いたくて仕方がなかった。

俺はテレながらも彼女に触れたくて手を握り、構内を抜けた。
東京駅の上でホテルのイタリアンで夕食を食しながら、週末の予定を立てる。

「今から緊張する」

「そうか…でも、お爺様の具合は良ければ会えるけど…悪ければ、無駄足になるな」

「でも・・・お墓参りは大丈夫でしょ?」

「あぁ」

俺はグラスの水を飲んで、明太子パスタをフォークに巻いて、口に運んだ。

「どんな服がいいですか?」

「そうだな…脱がしやすい服」

「えっ?」

「冗談だ・・・」

俺のエロい冗談を真に受けて頬を紅くする璃愛。

可愛くて仕方がない。
「冗談だ・・・からかっただけだ…」

「・・・康秋さんはHですね…」

「・・・男は誰でも同じだ…」

不埒なコトを考えながらも、彼女を地下鉄の改札口まで送る。

このまま、彼女を部屋に誘い込んで朝まで抱きたい所だけど、此処は慎重にいかないと。
また、いつ璃愛が心変わりするか分からない。

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