ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
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『ダイヤモンドホテル銀座』
私と康秋さんの婚約披露パーティを老舗ホテルの大広間で開いた。
私達は控室のソファに腰を下ろして、パーティーの時間を待つ。
康秋さんは黒の燕尾服。
私は敦司さんの奥様・陽那夫人から借りた総絞りの赤の振袖に身を包んでいた。
ドアのノック音。
「俺だ・・・白石だ。康秋」
「開いてるぜ…」
「失礼します」
白石社長が夫人の雪姫(ユキヒ)夫人を伴い、入って来た。
「婚約おめでとう…康秋」
「ありがとう…達生さん…」
彼は大手広告代理店『順天堂』の代表取締役。
敦司さんはこの夫妻に私達の披露宴の仲人を頼んだ。
康秋さんがコーガとしてアイドル活動していた時、一番お世話になった人らしい。
「初めまして…璃愛さん」
雪姫夫人が私に話し掛けて来た。
「初めまして…」
「なかなか仕事が忙しくて…挨拶に行けなくて…すいません…達生さん」
「忙しいのはお互い様だ…康秋」
『ダイヤモンドホテル銀座』
私と康秋さんの婚約披露パーティを老舗ホテルの大広間で開いた。
私達は控室のソファに腰を下ろして、パーティーの時間を待つ。
康秋さんは黒の燕尾服。
私は敦司さんの奥様・陽那夫人から借りた総絞りの赤の振袖に身を包んでいた。
ドアのノック音。
「俺だ・・・白石だ。康秋」
「開いてるぜ…」
「失礼します」
白石社長が夫人の雪姫(ユキヒ)夫人を伴い、入って来た。
「婚約おめでとう…康秋」
「ありがとう…達生さん…」
彼は大手広告代理店『順天堂』の代表取締役。
敦司さんはこの夫妻に私達の披露宴の仲人を頼んだ。
康秋さんがコーガとしてアイドル活動していた時、一番お世話になった人らしい。
「初めまして…璃愛さん」
雪姫夫人が私に話し掛けて来た。
「初めまして…」
「なかなか仕事が忙しくて…挨拶に行けなくて…すいません…達生さん」
「忙しいのはお互い様だ…康秋」