ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
エピローグ
季節は秋に移り変わっていた。
康秋さんの祖父の老人ホームにほど近いチャペルで本日挙式を迎える。
「璃愛さん…おめでとう」
敦司さんと陽那さんが私の控室に挨拶に来た。
「カラダの具合はどうだ?」
「大丈夫です」
「康秋のヤツも…ちゃんと考えて…」
私はほんの三日前…
妊娠が判明した。
二人で再び『東亜医科大付属病院』の産婦人科外来に足を運び、診察を受けた。
「診察室でプロポーズした伊集院さんですか…」
またしても、外来の担当医は槇村先生で・・・
二人して恥ずかしい思いをした。
診察の結果は妊娠八週目。
赤ちゃんの心音も聴かせてもらった。
「まぁ、少しでも調子が悪ければ…披露宴会場には槇村先生も居るし…直ぐに言いなさい。璃愛さん」
「は、はい…」
「まるで…敦司さんの子供を身ごもったような過保護振りね…」
「陽那っ!?何を言うんだ…彼女のお腹の中に居るのは康秋の子だ…私の子じゃない…」
「でも・・・血の繋がりはあるじゃない…」
「親戚だからな…今度は康秋の所に行くぞ…陽那」
「はいはい…」
康秋さんの祖父の老人ホームにほど近いチャペルで本日挙式を迎える。
「璃愛さん…おめでとう」
敦司さんと陽那さんが私の控室に挨拶に来た。
「カラダの具合はどうだ?」
「大丈夫です」
「康秋のヤツも…ちゃんと考えて…」
私はほんの三日前…
妊娠が判明した。
二人で再び『東亜医科大付属病院』の産婦人科外来に足を運び、診察を受けた。
「診察室でプロポーズした伊集院さんですか…」
またしても、外来の担当医は槇村先生で・・・
二人して恥ずかしい思いをした。
診察の結果は妊娠八週目。
赤ちゃんの心音も聴かせてもらった。
「まぁ、少しでも調子が悪ければ…披露宴会場には槇村先生も居るし…直ぐに言いなさい。璃愛さん」
「は、はい…」
「まるで…敦司さんの子供を身ごもったような過保護振りね…」
「陽那っ!?何を言うんだ…彼女のお腹の中に居るのは康秋の子だ…私の子じゃない…」
「でも・・・血の繋がりはあるじゃない…」
「親戚だからな…今度は康秋の所に行くぞ…陽那」
「はいはい…」