ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
私は再びフロアを出て、給湯室のサーバーでブラックを二つ用意し、ミーティングルームに運んだ。
「若手の社員たちは順応が早く…IT化に付いて行っていますが、長年アナグロで慣れてしまった幹部達や現場の者は・・・」
「まぁ、一年でこれだけの成果は出ています。羽島課長の実力の賜物です。推した俺も嬉しいです」
「恐縮です」
羽島課長は東大理工学部卒のエリート。
新卒で大手IT企業にソフトエンジニアリングとして就職。
社内IT化の為、『アクティビティコンサルティング』がヘッドハンティングした人だとうわさには訊いていた。
この町工場上がりの企業には似つかわしくないハイスペックな人材だった。
「若手の社員たちは順応が早く…IT化に付いて行っていますが、長年アナグロで慣れてしまった幹部達や現場の者は・・・」
「まぁ、一年でこれだけの成果は出ています。羽島課長の実力の賜物です。推した俺も嬉しいです」
「恐縮です」
羽島課長は東大理工学部卒のエリート。
新卒で大手IT企業にソフトエンジニアリングとして就職。
社内IT化の為、『アクティビティコンサルティング』がヘッドハンティングした人だとうわさには訊いていた。
この町工場上がりの企業には似つかわしくないハイスペックな人材だった。