ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「間宮お前、いつまでそこに居るんだ?」
「申し訳ありません…」
二人の会話に訊き惚れてしまった私に羽島課長の雷が落ちた。
「一年前はこんな可愛い女性社員、管理部には居ませんでしたよね…」
「間宮が此処に配属されたのは半年位前だな…」
「へっ?」
踵を返した私に羽島課長が不意打ちのように話し掛けて来るもんだから、思わず変な声を上げ、応答した。
「何だ・・・その返事は…」
プリンス様はクスクスと笑う。
「お前…『ビルディングのプリンス様』に笑われてるぞ…お前はお近づきになれる機会を失ったな」
―――さっき彼に告白されたとは言えなかった。
「申し訳ありません…」
二人の会話に訊き惚れてしまった私に羽島課長の雷が落ちた。
「一年前はこんな可愛い女性社員、管理部には居ませんでしたよね…」
「間宮が此処に配属されたのは半年位前だな…」
「へっ?」
踵を返した私に羽島課長が不意打ちのように話し掛けて来るもんだから、思わず変な声を上げ、応答した。
「何だ・・・その返事は…」
プリンス様はクスクスと笑う。
「お前…『ビルディングのプリンス様』に笑われてるぞ…お前はお近づきになれる機会を失ったな」
―――さっき彼に告白されたとは言えなかった。