ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「名前は猪原慎二」
「はい」
相良さんは顎髭を弄りながら写真を見た。
「大手広告代理店『順天堂』に勤めています。彼は近々お見合いをすると親友に言ってました」
「見合いは終わったの?」
「それは…分かりません」
「とりあえず、こっちで調べてみます」
「それともう一つ…」
彼は写真をテーブルの上の置いた。
「私は十年前…『東亜医科大付属病院』で心臓移植はを受けました。
ドナーは私と似たような歳の十代の女性だと訊いていますが。その…移植コーディネーターや医師に訊ねても、ドナーの情報は教えてくれなくて…」
「・・・十年前??それって…まさか・・・君が香波ちゃんの…」
「香波ちゃん??」
「はい」
相良さんは顎髭を弄りながら写真を見た。
「大手広告代理店『順天堂』に勤めています。彼は近々お見合いをすると親友に言ってました」
「見合いは終わったの?」
「それは…分かりません」
「とりあえず、こっちで調べてみます」
「それともう一つ…」
彼は写真をテーブルの上の置いた。
「私は十年前…『東亜医科大付属病院』で心臓移植はを受けました。
ドナーは私と似たような歳の十代の女性だと訊いていますが。その…移植コーディネーターや医師に訊ねても、ドナーの情報は教えてくれなくて…」
「・・・十年前??それって…まさか・・・君が香波ちゃんの…」
「香波ちゃん??」