ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「おーい。康秋お前…また…こんなところで眠ってるのか?」
俺はいつものようにリビングのホットカーペットの上で猫のようにカラダを丸めて眠り込んでいた。
そんな俺を仕事から帰宅した虎兄が見つけて、声を掛ける。
「おいっ!?お前…俺に踏まれたいのか?」
「うるさいなぁー…何だよ!?」
俺は目を開けてカラダを起こして、虎兄を睨んだ。
彼の名前は相良景虎。三十五歳でバツイチ。
家賃滞納でアパートを追い出され、俺のマンションに転がり込んで来た。
俺の家族環境は複雑で、説明するのも非常に面倒。
今は母方の姓を名乗っているが、子供のころは父方に育てられた。
俺はいつものようにリビングのホットカーペットの上で猫のようにカラダを丸めて眠り込んでいた。
そんな俺を仕事から帰宅した虎兄が見つけて、声を掛ける。
「おいっ!?お前…俺に踏まれたいのか?」
「うるさいなぁー…何だよ!?」
俺は目を開けてカラダを起こして、虎兄を睨んだ。
彼の名前は相良景虎。三十五歳でバツイチ。
家賃滞納でアパートを追い出され、俺のマンションに転がり込んで来た。
俺の家族環境は複雑で、説明するのも非常に面倒。
今は母方の姓を名乗っているが、子供のころは父方に育てられた。