ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「彼女の依頼はもう一つある…」

「何?」

「親友を捨て、自殺未遂させた男の弱みを握って、復讐したいそうだ…」


「親友?あ…恒川さんか・・・彼女…自殺未遂起こしたのか!?」

「みたいだぞ・・・恒川さんの写真見せて貰ったけど…すげぇ美人だ…」

俺はソファに腰を下ろし、胡坐を掻く。

すると飼い猫のアメリカンショートヘアのラッキーが来た。

「どうした?ラッキー」

ラッキーは俺の膝元にヒョイとジャンプ。
ゴロゴロと喉を鳴らして、俺に甘える。

「二人は一心同体みたいなところあるから…」
俺はラッキーの胴体を優しく撫でながら虎兄に返した。
「お前…恒川さんに会ってるのか?」

「まぁね…」

美人過ぎる親友の恒川さん。
彼女が間宮のコンプレックスを強めていた。



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