ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「こちらのテーブルになります。伊集院様」

「ありがとう」

私達の隣のテーブル席にはプリンス様と伊集院敦司(イジュウインアツシ)元総理が腰を下ろした。
「…元総理とプリンス様」

「声が大きいですよ。野原先輩」

私は先輩を制したけど、二人には聞こえていた。

「尊い…」

野原先輩は二人にスマートフォンを向けようとした。

「それはダメですよ…先輩」

「!?」

私達の方にカラダを向けて座っていたプリンス様が腰を上げた。

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