ずっと前にね
二章・部活動
そんなの無理だよ
冬休みと春休みが終わり、進級して3年生になった4月。副担任の先生が柏崎先生という事もあり、私は2日置きに教室へ登校出来るようになっていた。
部活は去年と同じく軽音部状態の吹奏楽部。メンバーも先輩が二人抜けて、後輩が新しく一人入ってきたからぎりぎり廃部にならずに保っている状態だった。
メンバーが8人を超えるまでは軽音部としての活動にしようという話が出ているからか、皆は柏崎先生に頼んで自分の楽器を持参していた。マネージャーという名の空気と化している私と顧問の柏崎先生、口数は少ないけれどセミロングの髪が似合うベースの山中くん。唯一の同級生だけれど気が強くて近寄りがたいギターの唯野くん。女の子のように可愛くて不思議なドラムの畑山くん。鋭い目付きで怖いけれど人見知りで臆病なキーボードの津田くん。
先輩はギターとキーボード担当だったのだけれど、留年する事もなく無事に卒業された。1年生の津田くんが新しくキーボードを担当してくれるから、軽音部としてやるならもう一人ギターが欲しいと皆で話し合っている最中だった。
部活は去年と同じく軽音部状態の吹奏楽部。メンバーも先輩が二人抜けて、後輩が新しく一人入ってきたからぎりぎり廃部にならずに保っている状態だった。
メンバーが8人を超えるまでは軽音部としての活動にしようという話が出ているからか、皆は柏崎先生に頼んで自分の楽器を持参していた。マネージャーという名の空気と化している私と顧問の柏崎先生、口数は少ないけれどセミロングの髪が似合うベースの山中くん。唯一の同級生だけれど気が強くて近寄りがたいギターの唯野くん。女の子のように可愛くて不思議なドラムの畑山くん。鋭い目付きで怖いけれど人見知りで臆病なキーボードの津田くん。
先輩はギターとキーボード担当だったのだけれど、留年する事もなく無事に卒業された。1年生の津田くんが新しくキーボードを担当してくれるから、軽音部としてやるならもう一人ギターが欲しいと皆で話し合っている最中だった。