ずっと前にね
正直、笑ってしまってから不安になっていた。笑う所ではないとシラケられたり、私が弾けると言わないせいで真面目な話をしているのに何笑っているんだと怒られたり責められる気がしたの。
和やかな雰囲気に包まれて、18時のチャイムが鳴った。部活の終わりが告げられたんだ。次の部活で何をするのか、柏崎先生の話が終わると皆の仲の良い友達が次々と迎えに来て教室を出ていった。
「じゃあ、今日はかいさーん。各自、ギターを増やすか増やさないか。月曜までに考えてきてくれー」
「うぃーっす」
私はまた独りになった。少人数だけど皆と笑い合えて、普通の女の子になれた気がしてすごく嬉しかった。けれど、どれだけ嬉しくて止まってほしいと思っても時間は流れる。
私の気持ちなんて知る余地もなく、無惨にも流れていく時間が腹立たしかった。もう少し、あと一時間だけで良かったのに。
和やかな雰囲気に包まれて、18時のチャイムが鳴った。部活の終わりが告げられたんだ。次の部活で何をするのか、柏崎先生の話が終わると皆の仲の良い友達が次々と迎えに来て教室を出ていった。
「じゃあ、今日はかいさーん。各自、ギターを増やすか増やさないか。月曜までに考えてきてくれー」
「うぃーっす」
私はまた独りになった。少人数だけど皆と笑い合えて、普通の女の子になれた気がしてすごく嬉しかった。けれど、どれだけ嬉しくて止まってほしいと思っても時間は流れる。
私の気持ちなんて知る余地もなく、無惨にも流れていく時間が腹立たしかった。もう少し、あと一時間だけで良かったのに。