大切な友達

久しぶりの再会

新しい場所での生活も楽しく過ごしていた。
そして季節はすぎて冬。

こんなに寒い冬は生まれて初めて。
北海道ってこんなに寒いんだ・・・
思っていたより、っていうより思っていた以上に寒い・・・
寒がりの私は学校へ行くときは必ず、マフラー、手袋、帽子を着用。
これがないと凍えてぶっ倒れそうっていうぐらい北海道の冬は寒かった。

私には引っ越してきたばかりのとき、新しい友達が出来た。

上野あや―
背が高くて頭もよく、その上かわいい。

あやとは私がこの学校にきてから、ずっと仲良しだ。
あやには、たくさんの友達もいてリーダー的存在。
だからあやの周りにはたくさんの友達がいた。

「あや、今日遊べる?」
「うん、遊べるけど」
「じゃ、家着いたら公園着てね」
「分かった」
私はあやの斜め後ろの方で黙って話を聞いていた。

その時、少し離れたところでほかの女子が何やらコソコソ話していた。
最近よく見るこの光景。







< 65 / 81 >

この作品をシェア

pagetop