誠の華−ヒルガオ−



医者の見立て?

熱中症?


「それ本当なの?!僕は熱中症?!?!」


「そうだよ。随分酷かったみたい。にしても何でそんなに嬉しそうなわけ?」


そうか、僕は熱中症だったのか。

じゃああの時に吐き出したものは一体?

気のせいだったのだろうか。


何はともあれ不治の病でないのなら心配する必要はないだろう。


スパンッ


「総司!!!目が覚めたのか!!!!」


するといつの間にか部屋を抜けていた一君が近藤さん達を連れてきてくれた。


「ったく。無駄な心配かけやがって」


「総司、無事でよかったよ」


「全く人騒がせなやつだなあ」


「何だよ思ったより元気そうじゃねえか!」


「あれぐらいで倒れるだなんてまだまだだな!」


上から近藤さん、土方さん、山南さん、源さん、新八さん、左之さん。


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