誠の華−ヒルガオ−
「あーーーーーーーっっっ!!!!」
「……総司、何をしている」
抱き合う2人を指差して驚く平助と冷静に怒る一君が入って来た。
僕はニヤリと笑って2人を見ると挑発するように言う。
「何、って僕達そう言う仲だから」
「何言ってるの」
ペチンッと言う音と共に額に雪の小さな掌が触れた。
触れた、なんて可愛いものではないな。
そして雪は全く動揺することなく桶を持ってそのまま部屋を出て行った。
きっとまだ僕の下りきっていない熱を下げるために水を汲みに言ってくれたのだろう。
その後、平助と一君はずっと何か言っていたが全て聞こえないふりをしておいた。
ー沖田side endー