誠の華−ヒルガオ−



「小鈴さん、酷いことを言ってごめんなさい。言い訳も何もしません。あの日、小鈴さんの仕事をやらせてもらってどんに大変かが分かりました。許してもらおうとは思っていません。ただ私が本気で反省している事を伝えたかったんです。ほんの気持ちですがお菓子も買って来たので良かったら食べてください。いらなかったら捨てても構いません。お時間取らせてすいませんでした。それでは」



短く済ませて最後にまた頭を下げると私は足早に置屋を後にした。


小鈴さんに私の気持ちは伝わったかしら。


それにしてもあんなこと言っちゃうなんて私、嫌な奴だな。


「お雪さーーーーん!!!」


小鈴に言った言葉を思い出し再び後悔の念に苛まれていると後ろから大きな声で名前を呼ばれた。

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