誠の華−ヒルガオ−
小鈴と仲直りしてから一週間後、池田屋事件の報奨金として多大なお金を松平容保公から頂いた新撰組は島原で宴を開いていた。
「総司、まだ病み上がりなんだから呑みすぎないでよ」
「分かってるよ。心配しなくても大丈夫だから」
「お雪はんと沖田はん、夫婦みたいでありんすな」
「め、夫婦?!そう言う冗談やめてよ小鈴!!」
宴会場は小鈴のいる揚屋だった。
あれからすっかり仲良くなった二人を見て山崎もホッとしていたとか。