誠の華−ヒルガオ−



「はい、そこまで。商人に手を挙げた上に商い妨害、そして攘夷志士の疑いで私達に着いてきてもらいます」


「いでででででっっっっ!!!」


幸い人数が少なく力もそこまでなかった為に私達4人は簡単に彼等を引っ捕らえることが出来た。


「なんなんだ貴様等!!我らの仕事を邪魔立てする気か!!!!」


「えぇ。貴方達を捕まえるのも我々新撰組の務めなので」


腹黒い笑みを浮かべながら言う総司に男達は顔色を真っ青に変えた。


「おー、お前ら非番なのにありがとな!あとはこっちに任せろ!!」


丁度いい時に巡察中の二番、六番組の永倉と井上が来てくれた。


そして男達はあっという間に新撰組屯所へと連行されたのである。


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