誠の華−ヒルガオ−
朝陽が昇り始めた頃、私達は新撰組と合流した。
ガゴンッッッッ!!
「馬鹿野郎!お前が何故ここにいる!!!」
今回拳骨を承ったのは私でなく総司。
歳さんに耳たぶを引っ張られながらどこかへ連れていかれて行った。
「ったく、総司は相変わらず土方さんの言うことは聞かねえな」
「まぁ素直に全ての命令に従う総司は逆に気持ち悪いけどな!」
ゲラゲラと笑う新八さんと左之さんに小さく溜息を吐く。
「お前達、笑い事じゃないよ全く」
そしてそれを静かに叱る源さん。
ありがとう、源さん。
よくぞ言ってくれた。