誠の華−ヒルガオ−



それに続いて近藤、土方が出てくると場の空気が引き締まる。


「二番組、三番組は蛤御門へ迎え。残りは引き続き逃げ遅れたもの達や怪我を負った者達を安全な場所へ誘導しろ。皆も十分に気をつけて行け。それから雪、少し時間をくれ」


近藤の命に返事をするとそれぞれ移動を始める中、雪は近藤の元へ向かう。


私は何かやってしまったのだろうか。


もしかして一番組を裕次郎に任せて千代を助けに行ったことがバレた?


でも市民を一人救ったのだ。


怒られたとしてもお咎めはなしだろう。


なんていろいろなことを考えているうちに近藤、土方の前まで来てしまった。


< 190 / 258 >

この作品をシェア

pagetop