誠の華−ヒルガオ−
久し振りに試衛館の炊事場に立ち、ふで、つね、ミツと四人で宴の支度をした。
「主役に手伝ってもらって悪いねえ」
「いいのよ、おふでさん。何かしてないと落ち着かないし久し振りにみんなで食事を作りたかったから」
そう言いながらザクザクとほうれん草を切って行く。
そして同時進行でお味噌汁を作り、近くにいたつねに味見をしてもらう。
「ん、美味しい!雪ったらまた料理の腕が上がったんじゃないの?」
「本当に?嬉しいなー!」
褒められた事が嬉しくて私も味見をしてみる。
「器量が良くて教養もあっておまけに美人。総司の嫁に来てくれれば沖田家も安泰だわ〜」
「ぶっ…ゲホッゲホッゲホッゲホッ」