誠の華−ヒルガオ−
雪には特別に1人部屋が与えられた。
「雪ー、入るよ」
早速部屋で荷物を広げていると襖が開いた。
「平助!」
「買い出しに行って来いって土方さんが金くれた。ついでに俺が京の町を案内してやるよ!」
「嬉しい!ありがとう!」
こうして町に繰り出した私達。
まず始めに向かったのは呉服屋さん。
「たんまり貰ったから好きなだけ着物と袴買っていいぞ〜」
平助はそう言ってくれたけど申し訳なくて3枚ずつだけ買ってもらった。