誠の華−ヒルガオ−




“さようなら”


平助の言葉が全身を駆け巡り凍りつく。


何で、こんなにも全てが上手くいなかいんだ。

何で、みんな私の幸せを求めるの。


私の幸せはみんなと共にある事だというのに。


膝から崩れ落ちて声を出して泣いた。


また、いなくなった。


私の前から。


どうして私達は一緒にいられないの。


同じ誠を背負っていたはずなのに。


いつから変わってしまったの。


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